美味しいものを食べたい人へ

レストランで使う食材をただひたすらに刻んだこと

右手には3つのたこが出来てしまっていて、手首は少し無理をすると腱鞘炎を起こしてしまうようになったのは、レストランで見習いとして働いていたことがきっかけでした。私はこのとき、将来はイタリアンレストランを立ち上げ、そこでオーナーシェフを務めたいと考えていました。そのため、レストランに弟子入りをし、そこで料理に対する技術はもちろんのこと、それらの味を理解し、新しく作り出すことのできる技を高めていきたいという意思がありました。そうして私は、レストランでアルバイトを始めたのですが、最初から調理に携わることはできず、まずは下積みから経験をしていきました。中でも1番に過酷だったことは、毎朝の仕込みです。ここでは、朝1番にその日使用する食材を全て包丁で刻んでおかなければならず、その仕事は全て私が行うことでした。冷水に浸されたトマトの皮を向いてカットしたり、キャベツ10玉全てを千切りにしたり、玉葱5kgのみじん切りをしていたこともありました。

私はこのとき、レストランを経営するというのは、こんなにも過酷な下積みを経験しなければならないのかと、身を持って実感することとなりました。こうして私の準備した食材は、その日1日でお客様の口の中へと消えていき、また次の日の朝には同じことを繰り返していました。しかし、こういった下積み時代があったおかげで、私は今、念願のレストラン経営に成功することができています。夢を叶えられてよかったです。

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