美味しいものを食べたい人へ

レストランに出荷する食材作り

「今日はどんな人が食べてくれているのかな」と、ニコニコと話す祖父を見ていると、私までつられて笑顔になってしまいます。祖父は日頃から、畑でたくさんの野菜を育てているのですが、それらの野菜は、自宅に持ち帰る分とレストランに出荷する分とがあり、祖父はいつも腕によりをかけて育てています。レストランに提供しているのは、トマト、パプリカ、ラディッシュ、エシャロットと、色鮮やかな食材ばかりで、それらがどのようにして調理され、お客様に提供されているのかと、祖父はいつも楽しそうに想像していました。提供先のレストランは、フレンチレストランとイタリアンレストランの2店で、どちらも創作料理を作っておられるそうです。何度かその料理の写真を見せていただいたことがあるのですが、まさにこの色鮮やかさを上手に取り入れられていて、見た目からして食欲をそそるものでした。これを見た私は、祖父にも写真を見せてあげたところ、もちろん祖父も大満足の様子で、自分の作った野菜たちに自信を持つことができていたように見えました。

こうして祖父は、今でも毎日必ず畑に立ち、それらの野菜を作り続けています。収穫をして出荷するときは、少しばかり寂しそうな目をするものの、きちんとお客様に届いていることを考えると、それはそれで幸せそうな祖父でした。高齢になってからも、自分のやりたいことを全うしている祖父を、私はいつも尊敬の気持ちを持って見ています。

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