美味しいものを食べたい人へ

レストラン勤めにとっての宴会

私がレストランに勤めていたころの話です。そのレストランは規模が小さい田舎町のレストランで、私以外の従業員はキッチンがシェフ、私合わせて3人、フロアが1人というとても質素な感じでした。なのでフロアは下っ端の私も駆り出され、毎日忙しく過ごしていました。それでもすごく楽しくて、給料は安いけどとても働きがいのある場所でした。いつも来てくれる常連さんなんかとはお話が弾んでしまってもう一人のフロアの人がてんてこ舞いになってしまったりしたものです。年末や夏なんかは大人数の宴会が入ったりしていました。すごい時は全ての卓で宴会が催され、何が何だかわからなくなることもありました。しかし私はこの宴会が大好きでした。

まずレストランの宴会は大体がコース料理なのでお酒を除けば出し切って終わりというのが楽でした。仕込みは大変でしたが、始まってしまえばじゃんじゃん出すだけなのでとても楽なのです。最も私が担当していたのはデザートであり、1番最後に出すものです。なのでそれまではお酒を作ったり料理を運んだりしていました。それでも賑やかな景色を見ているとこちらまで楽しくなってきます。宴会が終わったあと、やりきったという達成感に包まれます。そして宴会のために仕込んで余ったものはスタッフ達で食べます。私達のプチ宴会でしたね。それがまた楽しかったのです。最も、宴会後の皿洗いは尋常じゃない量の洗い物でしたが。けどそれでまたスタッフの絆が深まるような気がするのです。

Copyright (C)2017美味しいものを食べたい人へ.All rights reserved.