美味しいものを食べたい人へ

かつての競争相手とレストランで宴会を開き裏話に大笑いするOB

気の合う仲間同士で時々集まってお互いのご機嫌伺いを兼ねて社会で起こっているよもやま話を話題にして宴会を開くことは楽しいものです。中でも、かつて勤務した企業が異なるものの、同じ業界のOB達との宴会は現役時代にM&Aや規制緩和など業界の大きなテーマについてあい反する立場で議論し合って結論を導こうとした経過のような共通テーマが話題になると、今では呉越同舟の意識が全くなくなっているため、お互いに当時の社内の裏話が飛び出してきて大笑いになることがあるのです。この宴会は年に3回くらい、土日の昼間に軽登山のハイキング後、夕方からいつもレストランの個室を借りて開催しているのです。他の個室にいる別の客たちの喧騒に紛れて大声で話し合うので、この宴会の最中だけは10年余り前の現役時代のエネルギーが蘇った様相を呈するのです。

レストラン側も慣れたもので、高齢者の集まりなので飲み食いの量は多くないことが分かっているようで、時折り宴会幹事の所へ顔を出してオーダーを聞きに来てもさっさとその場から立ち去る気の回しようなのです。こうして、20人ほどのかつての企業戦士で競争相手が3時間ほど現役時代の話題などに花を咲かせてすっかり溜飲を下げ、三々五々自宅へ帰って行くのです。大体、普段の日常生活では独り暮らしか夫婦だけの暮らしの人が多いので、大騒ぎすることが殆どない、一病息災型の高齢者が集まってばか騒ぎするのだから、この状況を知らない連れ合いが見たらびっくりすること請け合いだと思います。お開きになるとアルコールを控え気味にしていた幹事がかたすべきものを整理してから忘れものの有無を確認し、レストランの店長に謝りの挨拶をして引き揚げる点はさすがにかつて大企業の幹部だった人の意気が表れているようです。

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